ドジャース・大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、自身のインスタグラムで真美子夫人(28)が第1子となる女児を無事出産したことを発表した。産休制度の「父親リスト」が適用されており、敵地レンジャーズ戦を2日連続で欠場したが、世界中が祝福ムード。担当記者がパパになった大谷翔平を「見た」。
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大谷がついにパパになった。説明不要なほど多くの経験をしてきたスーパースターだが、人生の大きなひとつの節目となった。
どんなパパになるのか―。24年2月のファンイベントで、野球をしている子供を持つ親への助言を求められたことがあった。自身の経験を「僕は本当についているなというか、ラッキーかなというのが一番」と前置きしながら「本当に子供のことを応援してあげたら何事も素敵なんじゃないかなと思う」と口にしていた。
父・徹さんは社会人野球の三菱重工横浜でプレーして少年野球の指導者、母・加代子さんはバドミントンの元選手というアスリート家系。高卒時に米球界挑戦の意思を示し、二刀流として誰も歩んだことのない道を進み、背中を押してもらってきた。そんな両親の姿を見てきたからこそ、子供を温かく見守る父・大谷の姿がうっすらと想像できた。
メジャーでは球団が一体となって家族を大切にし、試合前後やキャンプ中には選手の子供がクラブハウスやグラウンドに入って遊ぶことも珍しい光景ではない。昨年7月のオールスターでは、レッドカーペットショーで真美子夫人と手をつないでラブラブな姿を見せた。デレデレパパか、意外にもスパルタパパなのか…。全く見たことのない一面を見せてくれそうだ。(MLB担当・安藤 宏太)