ドジャース・大谷翔平投手(30)の「デコルテポーズ」が流行中だ。始まりは大谷の「ボブルヘッドデー」だった2日(日本時間3日)の本拠ブレーブス戦。サヨナラ本塁打を放った大谷本人、出迎えた仲間が披露した。新たに定着したド軍のセレブレーションに迫った。
三塁を回る直前。大谷はベンチに向け「デコルテポーズ」を決めた。16日(同17日)のロッキーズ戦。今季初の先頭弾でも、新ポーズで仲間と喜びを共有した。
大谷がコーセー「コスメデコルテ」のCMで見せるしぐさがモデルの新セレブレーション。マンシーが米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」できっかけを明かしている。2日(同3日)試合前の打者ミーティング。映像の合間に大谷のCMが挟まれていた。「彼(大谷)が顔の前でそれ(商品)を横切らせて、最後にウインクをしたんだ。俺たちは大笑いして盛り上がったよ。だからその夜、翔平がサヨナラ本塁打を打った時に使ったんだ」。本塁打や安打を打った時の決めポーズに定着。大谷も「いじられて盛り上がる分にはいいんじゃないかと思う」と毎回披露している。
昨季浸透した「ヒップロック」はエクササイズの一部から取られたもの。「大抵の場合、セレブレーションはそんな感じで始まるんだよ。みんなが笑ったことが『いいんじゃないか』って感じでね」とマンシー。団結力、行動力はド軍らしさの象徴でもある。
36歳でチームリーダーのロハスは「チームの雰囲気を和ませることも重要。年長の選手がそういう姿勢でみんなに接していると、周囲にも“伝染”していくと信じているんだ」と、大谷と2人の「デコピンポーズ」などを積極的に楽しんでいる。中心選手でありながら、親しみやすさも大谷の魅力。存在感は世界一軍団の中でも際立っている。