大阪万博の開会式が12日、大阪市の夢島で盛大に行われました。このイベントは、関西万博の10年間にわたる準備の集大成であり、吉村洋文大阪府知事が挨拶に立ちました。吉村知事は、開会式に際して「暑い夏も寒い冬も現場で頑張ってくださった工事関係者の皆さん、万博ボランティアに手を挙げてくれた皆さん、そして参加する158の国と地域の皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」と述べました。
しかし、挨拶の中で「ありがとう」という表現が多用されたことに対し、ネット上では賛否が分かれる反応が見られました。特に、「ありがとう」だけでは上から目線に感じるとの指摘があり、「ありがとうございました」と言うべきだったのではないかという声が上がっています。このような指摘は、吉村知事の発言が一部の市民に不快感を与えたことを示しています。
ネット掲示板では、「相手を見下した感じがする」「心からの感謝なら深く頭を下げるべきだ」というコメントが寄せられています。さらに、万博の成功を願う一方で、初日のトラブルを懸念する意見も目立ちました。万博の運営や進行に対する不安がある中で、吉村知事の言葉がどのように受け取られるかが注目されています。
吉村知事は、最後に「明日開幕です。ありがとうございます」と述べ、挨拶を締めくくりましたが、この言葉の選び方が引き続き議論を呼ぶことになりそうです。万博の成功を願う多くの市民がいる一方で、その運営に対する厳しい視線も存在することが浮き彫りになりました。これからの万博において、どのような展開が待ち受けているのか、注目が集まります。