ミス東大の神さんが、パリ滞在中に経験した屈辱的な出来事をSNSで語り、アジア人に対する差別意識の根強さを痛感したことを明かしました。神さんは2020年にミス東大のグランプリを獲得した現役の東京大学生であり、現在パリでの生活を楽しんでいる最中です。
彼女は2月下旬からパリに滞在し、18日までに自身のXアカウントを更新。エッフェル塔の前で撮影した写真を公開し、パリ生活が4週目に突入したと報告しました。その中で、アジア人に対する差別が依然として存在していると述べ、「アジア人カースト再会を痛感している」とコメントしました。
神さんは、地下鉄の改札で大音量の音楽が流れた際に恐怖を感じ、その状況を見た周囲の人々に笑われたことが非常に屈辱的だったと語っています。彼女は、フランスにおけるアジア人差別の根強さを示す具体例として、自身が直面した出来事を紹介しました。
また、神さんは、フランスでは差別が存在しないという意見に対し、実際には差別があることを強調し、「アジア人はナチュラルに下だと認識されている」と指摘。彼女の親友であるフランス人からは、日本人が白人に褒められると目を細めるという嫌味を言われたことも明かされました。
神さんの投稿に対しては、多くの反響が寄せられ、アジア人に対する差別がフランスだけでなく、他の国でも存在することが指摘されました。彼女はまた、パリは素敵な街である一方、旅行や遊学に行く際には、こうした屈辱的な経験を避けたいという思いを述べています。
このように、神さんの体験は、海外での生活におけるアジア人の現状を浮き彫りにし、差別意識の払拭が必要であることを再認識させるものとなっています。彼女の発信は、多くの人々にとって共感を呼ぶものであり、今後の議論を促すきっかけとなるでしょう。