石川は今季15登板で防御率1.93…5月26日に1軍抹消も再登録なし
巨人と契約を結んだ元DeNA・石川達也【写真:中戸川知世】
巨人は15日、DeNAから戦力外となった石川達也投手と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は「65」。今季15試合に登板して防御率1.93の好成績を残していた左腕の“補強”に「救世主となってくれ」「獲得はものすごくいい」とファンも熱視線を送っている。
石川は横浜高、法政大を経て2020年ドラフト育成1位でDeNAに入団。2022年6月に支配下登録され、同年はイースタン・リーグで22試合に登板し、防御率1.10でイースタン・リーグ優秀選手賞を受賞した。 2023年は28試合登板で3ホールド、防御率1.97をマーク。今季はDeNAの中継ぎ左腕として活躍していた田中健二朗(くふうハヤテ)が付けていた背番号「46」を継承。開幕1軍でスタートし、15登板で0勝0敗、2ホールド、防御率1.93と結果を残したものの、5月26日の登録抹消以降は1軍に昇格していなかった。
この日会見に臨んだ石川は「僕自身ジャイアンツでプレーしたいという思いもありましたし、とてもうれしかった」と語り、「来季のリーグ連覇、日本一に、ひとつでも貢献できるように頑張りたいです」と決意を口にした。 巨人は今季4年ぶりのセ・リーグ制覇を果たしたものの、DeNAとのクライマックスシリーズ ファイナルステージでは、アドバンテージの1勝を含む3勝4敗で涙をのんだ。“逆襲”を誓う来季、ライバル球団で活躍した左腕の獲得にファンも反応。「戦力外になった理由はなに」「来季から巨人ってまじかよ」「なんで出したのか分からない」「補強が完璧すぎる」「貴重な左腕」などと寄せられた。