広陵高校の野球部における衝撃的な暴行事件が再び浮上しました。2015年、当時の部員が受けた集団暴行の結果、意識を失い病院に搬送され、右半身が麻痺して車椅子生活を余儀なくされていたことが明らかになりました。この事件は、今年の甲子園に出場したメンバーによる集団暴行事件の告発が相次いでいる中で、3人目の被害者として文春から報じられました。
暴行の手口は凄惨を極め、3年生が2年生に指示を出し、2年生が1年生を暴力で支配するという構造が存在していました。被害者は、入部早々に先輩からの指示で暴行を受け、意識を失うほどの重傷を負いました。病院に運ばれた際、彼は自らの体が動かなくなっていることに気づき、絶望的な状況に陥りました。
この事件は、広陵高校の監督である中井氏による隠蔽工作が行われていたことも指摘されています。監督は被害者に対し、「お前がどん臭いからだ」と責任を押し付け、謝罪どころか事実を歪めるような発言を行ったとのことです。さらに、学校側は被害者の証拠を撮影しようとする教師を阻止するなど、組織ぐるみでの隠蔽が疑われています。
暴行事件はこれだけに留まらず、被害者が学校に戻ると、同級生から再度の集団暴行を受ける事態が発生しました。このような暴力の連鎖は、広陵高校の野球部に根付いた悪しき伝統であることが明らかです。
現在、警察がこの問題について捜査を進めており、今後の展開に注目が集まっています。広陵高校の野球部は、この暴力事件によってその存続が危ぶまれる事態に直面しています。社会全体がこの問題に対し、厳しい目を向けている中、被害者の声が無視されることがあってはなりません。事件の真相解明と再発防止が求められています。