自民党の両院議員総会が8月8日に東京で開催され、石破茂首相の政権運営に対する厳しい状況が浮き彫りになった。この総会では、急遽臨時総裁選を実施するかどうかの議論が持ち上がり、党内の流れが一変した。青山議員と西田昌司議員の発言から、その詳細が明らかになった。
青山議員によると、総会の開始から約1時間後、議長は臨時総裁選の実施について賛否を問うことを提案し、これが自由民主党の70年の歴史の中で初めての試みとなる可能性があると伝えた。総会には都府連の代表が出席していなかったため、権限を持つ総裁戦管理委員会にこの問題を委ねる決定がなされた。
石破首相は、この急激な流れに対して不満を示したものの、政治的には状況が変わらないとの見解を示した。西田議員は、臨時総裁選の実施を求める意見が出たものの、最終的な決定は総裁戦管理委員会に委ねられることになったと説明した。
また、石破首相は、国の課題に対する取り組みがまだ多く残っているとの考えを示したが、体制についての具体的な言及は避けた。記者からの質問に対し、西田議員は、今後の総裁戦がどのように進行するかが重要であり、石破首相の体制に関するアクションについては明言を控えた。
この状況を受けて、ネット上では自民党の支持者からの厳しい意見が寄せられ、党の体制に対する信頼が揺らいでいることが指摘された。自民党は、国民の信頼を回復するために、抜本的な改革が求められるとの声が高まっている。
現在、自民党の内部では、臨時総裁選の実施が現実味を帯びてきており、党内の権力構造がどのように変化するかが注目されている。国民の期待に応えるため、党は迅速な対応を迫られている。