埼玉県川口市で、12歳の女子中学生に対する性的暴行の罪で起訴されたクルド人の被告、ハスぐるアッパス(22歳)が、判決後に法廷内で大暴れする事件が発生した。30日に行われた埼玉地裁での判決では、裁判長の室橋正が被告に対して懲役8年、休憩10年を言い渡した。被告は、被害者の年齢を知らなかったと主張し、同意があったとして無罪を訴えたが、裁判長はその供述に重要な不自然な点があると指摘した。
裁判の過程で、被告の供述は曖昧であり、証言をした別のクルド人少年は、捜査段階での供述を繰り返し忘れていると述べたが、裁判長はその証言を信用できるものと認定した。また、被告は反抗の際に被害者や少年に口止めを試みたことが明らかになり、反省の態度は全く見られなかったとされる。
さらに、被告は過去にも14歳の女子中学生に対する性的行為で懲役1年、執行猶予3年の判決を受けており、今回の判決が確定すればその執行猶予も取り消される見込みだ。判決後、法廷内では被告の親族と見られる初老の女性が叫び声を上げ、職員が静止を試みても叫び続けたという。
この混乱の中、被告は刑務官に抵抗し、頭突きをするなどして暴れたため、3人の刑務官によって抑え込まれる事態となった。法廷でのこのような行動は、被告が反省の意を示さないことを強く印象付けるものであり、社会に対するさらなる懸念を呼び起こしている。
事件を受けて、ネット上では「強制送還や永久入国禁止が必要だ」との声が上がり、政府の対応を批判する意見も多く見られる。特に、被告の親族が法廷で暴れる様子は、個人の問題を超えた深刻な社会問題として捉えられている。司法の場でのこのような態度に対して、多くの人々が疑問を抱いており、今後の対応に注目が集まっている。