石破首相がTBSの討論番組での発言に対し、視聴者から厳しい反応を受けている。7月1日深夜に放送された「TBS23」では、米の適正価格をテーマにした政策討論が行われ、石破首相の発言が特に注目を集めた。
この討論では、8人の投手がそれぞれの意見を述べる中、石破首相は生産者と消費者が納得できる価格を示すだけで、具体的な金額を明言しなかった。藤森キャスターが具体的な金額を尋ねると、石破首相は「言えません」と即答し、その後、農業構造やコストダウン策、納税者の理解について延々と語り続けた。彼の発言は2分を超え、最終的には約4分半にも及んだ。
司会の小川彩佳アナウンサーが「なるべく簡潔に」と控えめに指摘すると、石破首相は腕を組み「そんな簡単な話じゃないですよ」と強い口調で反論した。スタジオ内では他の参加者から失笑が漏れ、小川アナは冷静に「分かっております」と返答した。この討論の冒頭では、各党に対して簡潔な回答を求めていたが、他の参加者は短時間で意見を述べる中、石破首相だけが突出して長い発言をした。
視聴者の反応は厳しく、「また逆切れか」「結局何も答えていない」といった声が多く寄せられた。石破首相の態度に対しても「国民の代表に対する態度ではない」との批判が相次ぎ、討論の場で問われていたのは彼の説明責任と態度でもあった。
討論の最後に、石破首相は「こんな短時間で議論できるはずがない」と締めくくったが、視聴者はその長さと逆切れ気味な態度に強く反応した。ある視聴者は「内容が薄い」と指摘し、また別の視聴者は「具体策が求められているのに、ただの理想論を語っている」と不満を表明した。
このような状況は、石破首相に対する支持率にも影響を及ぼす可能性が高い。国民が求めているのは、実行可能な具体策であり、討論の場での彼の態度が今後の政治的立場にどのように影響するのか、注視される。