イーロン・マスク氏が、トランプ大統領を支持する新党結成の可能性を示唆し、議会での大型法案に賛成した議員を来年の選挙で落選させる意向を表明しました。この発言は、アメリカ議会上院で進行中の法案審議が佳境に入る中で行われました。マスク氏は、債務の増加を懸念し、法案に強く反対していることを明らかにしています。
トランプ大統領は、先月30日にシリアに対する制裁を解除する大統領令に署名しました。この措置は、シリアの安定と平和を促進するためのものであるとホワイトハウスのレビット報道官は強調していますが、全政権の関係者に対する制裁は継続されると述べています。シリア暫定政権のシェバニ外相は、制裁解除を歓迎し、国際社会への新たな段階への前進と位置づけています。
一方、トランプ大統領は自身のSNSで、日本がアメリカの米を輸入しないことに強い不満を表明しました。彼は「我々は手紙を送るだけだ」と記し、米不足が起きている中での日本の対応を批判しました。トランプ氏は、日本に対して25%の関税を示唆し、交渉が合意に至らなかった場合には一方的に関税を通知する意向を示しています。
日米の自動車貿易に関する交渉は、厳しい状況に直面しています。トランプ大統領は、輸入自動車に対する25%の関税について、日本側が求める見直しに応じない姿勢を示唆しました。日本の赤沢大臣は、アメリカ側との事務レベルの協議が実施されることに合意したと発表しましたが、交渉は依然として厳しい状況にあります。
トランプ政権は、7月9日までの関税の上乗せを一時停止していますが、財務長官は、誠実に交渉している国には関税の上乗せを発動しない意向を示しています。これにより、今後の交渉の行方が注目されています。
マスク氏の新党結成の可能性やトランプ大統領の強硬な貿易政策は、アメリカ国内外の政治情勢に大きな影響を与えることが予想されます。今後の展開に注目が集まります。