くわばたりえの「割り勘」理論が新たなアルコールハラスメントとして物議を醸している。彼女は24日放送のバラエティ番組「カテレオカベロ」に出演し、飲み会でウーロン茶を飲む人への不満を爆発させた。この発言がSNSやネットニュースで瞬く間に広まり、健康上の理由やアルコールを摂取できない人々への配慮が欠けているとの批判が相次いでいる。
番組内で、くわばたりえは生ビールとウーロン茶の価格差が少ないにもかかわらず、同じ割り勘になることに不満を示した。「ビールを飲んでいる人に合わせてウーロン茶を何杯も注文するよりは、水で済ませればいいのでは」という理屈を展開し、共演者も同調するコメントをした。この発言に対して、視聴者からは「アルハラではないか」という指摘が飛び交い、飲めない人々を下に見る発言として非難の声が上がっている。
アルコールハラスメント(アルハラ)とは、飲酒に関する嫌がらせや迷惑行為を指し、無理やり飲酒を強要する行為などが該当する。特に職場やサークルの飲み会では、上下関係の厳しい環境で被害が多く、最近では法的な問題に発展する可能性も指摘されている。くわばたりえの発言は、直接的に飲酒を強要したわけではないが、批判する側は「飲めない人にとっては侮辱的な発言」と受け取る可能性があると懸念している。
実際、SNSでは「飲めない人を追い詰めるかもしれない」という声が多く見られ、彼女の発言が誤解を招くのではないかとの意見もある。一部のファンからは、普段は優しい印象の彼女がこのような発言をすることで、誤解を招かないか心配する声も上がっている。さらに、批判が高まることで芸能活動に影響が出るのではないかという懸念も存在する。
この騒動は、バラエティ番組特有の笑いを引き出すための発言だったのではないかとの見方もあるが、最近のハラスメントへの厳しい視線を考慮すると、その発言が与える影響は計り知れない。今後、くわばたりえが謝罪や説明を行うのか、それともこのまま騒動が鎮静化するのか、注目が集まっている。
時代が変わる中で、飲酒をしない選択を尊重する風潮が広がりつつある今、彼女の発言がどのように受け止められるのか、今後の展開が気になるところである。