大阪万博でハエの一種「ユスリカ」が大量発生し、来場者や飲食店に深刻な影響を及ぼしている。大阪府では、この問題に対処するため、アース製薬に協力を要請し、緊急対応に乗り出した。
ユスリカは見た目が蚊に似ているが、血を吸うことはなく、主に水辺を好むハエの一種である。大阪万博の会場では、この昆虫が大量に発生しており、訪れる人々からは「非常に不快だ」という声が上がっている。特に、飲食店の床にもユスリカが多く見られ、来場者が踏むことでさらなる清潔感の低下が懸念されている。
白覧会協会は、ユスリカの発生が水辺を中心とした区域で確認されていることを受け、迅速に対策を講じている。具体的には、発生源に殺虫剤を散布し、水が溜まりやすい場所には虫の羽を防ぐための発泡剤を撒くなどの処置が行われている。しかし、依然としてユスリカの数は増加しており、来場者の快適な体験に影響を与えている。
大阪府は、ユスリカの問題を解決するために、アース製薬と連携し、効果的な対策を協議している。万博の成功を目指す中で、ユスリカの大量発生は重大な課題となっており、今後の動向が注目される。