嵐のリーダー、大野智の復帰を巡る衝撃的な舞台裏が明らかになった。2025年春に行われるコンサートツアーをもって、嵐はグループとしての活動を終了することを発表した。活動休止から約4年を経て、再び5人が揃うことが決定したが、その裏には大野の心情の変化があった。
嵐は1999年にデビューし、国民的人気を誇るグループに成長した。しかし、2020年末に活動を休止した大きな要因は、大野が「嵐としての活動を一旦終えたい」と申し出たことだった。彼は芸能活動から離れ、自由な生活を求める道を選んだ。釣りやアートに没頭し、沖縄での生活が報じられる中、彼の変化は多くのファンに衝撃を与えた。
その一方で、他の4人のメンバーはそれぞれの道を歩み続けていた。特に桜井翔は、嵐の名を守るために新たな会社を設立し、メンバーとの連携を図っていた。そして、再集結の鍵を握ったのが相葉雅紀だった。相葉は、5人での活動を願い続け、その思いを大野に伝え続けていた。彼の純粋なメッセージは、大野の心を徐々に動かしていった。
しかし、全てが順調に進んでいたわけではない。2024年秋、インターネット上に大野が逮捕されたという根も葉もない噂が流れ、桜井は激怒した。この一件が大野に大きな影響を与え、仲間たちの支えが彼の心を再び動かすきっかけとなった。大野は、自らのわがままで仲間に迷惑をかけていることを痛感し、感謝の気持ちを持つようになったという。
また、先輩グループであるSMAPの存在も、大野の決断に影響を与えたとされる。SMAPの解散は嵐にとって大きなショックであり、彼らは絶対に同じ道を歩んではならないと強く思ったのだ。来春のツアーを最後に5人で嵐を終えることは、そうした教訓を踏まえた選択とも言える。
2025年5月6日、嵐の5人はファンクラブサイトに揃って登場し、約1587日ぶりに全員の姿をファンに見せた。しかし、彼らの口から語られたのは活動終了の重大な決断だった。大野は、「もう1度5人で集まってコンサートを行い、ファンの皆さんに直接感謝を伝える」と語り、ファンへの感謝を強調した。
発表には驚きと悲しみの声が上がる一方で、5人の決断を受け入れ、最後まで見届けたいという前向きな声も多く寄せられている。しかし、ファンクラブの新規入会受付は一時停止されており、ファンの間には不安が広がっている。特に、大野が活動休止中にファンクラブを更新しなかったファンたちからは、救済措置を求める声が上がっている。
嵐のラストツアーは、現在の有効会員が優先的に申し込む流れとなっているが、詳細な情報はまだ発表されていない。ファンは、最後のチャンスを逃さないよう、心の準備を進めている。大野の復帰が、彼自身にとっても、ファンにとっても特別な意味を持つことは間違いない。嵐という名前の通り、嵐の後には必ず虹がかかると信じられている。