【川崎・女性遺体】元交際相手の男を死体遺棄疑いで逮捕
神奈川県川崎市で発生した悲劇的な事件が、地域社会を震撼させています。元交際相手の白井秀行容疑者(34)が、岡崎朝日さん(26)の遺体を自宅のボストンバッグに遺棄した疑いで逮捕されました。岡崎さんは昨年12月下旬から行方不明になっており、警察は彼女が白井容疑者からのストーカー被害を訴えていたことを明らかにしています。
事件の発端は、先月30日に白井容疑者の自宅から遺体が発見されたことです。発見された遺体は、既に発骨化した状態でした。岡崎さんは、行方不明になる直前に白井容疑者からの脅迫的な行動に悩まされていたとされ、警察には少なくとも9回も相談していたという事実が浮かび上がっています。しかし、神奈川県警は「相談を受けていた認識はない」とし、岡崎さんが警察の対応を望んでいなかったとの判断を示しました。
白井容疑者は、事件後にアメリカへ渡航していましたが、帰国後すぐに警察の任意同行を求められ、逮捕に至りました。容疑者は調べに対し「間違いありません」と容疑を認めていると報じられています。警察は、岡崎さんの死亡に至る経緯について、白井容疑者が何らかの事情を知っていると見て、さらなる調査を進める方針です。
岡崎さんの父親は、警察の対応に対する不満を改めて表明しました。「私の娘が亡くなったのは、警察の操作方法が間違っていたからだ」と、彼の怒りは収まることがありません。彼は「最後まで戦おうと思っています」と、警察への厳しい追及を続ける意向を示しました。
地域社会では、この事件が引き起こした衝撃と悲しみが広がっています。ストーカー行為に対する警察の対応の不備が、岡崎さんの命を奪ったのではないかという疑問が、多くの人々の心に残ります。今後の捜査によって、この事件の全容が解明されることを望む声が高まっています。