神奈川県警がストーカー事件の対応後、監察窓口を突然削除したことで大きな波紋を呼んでいる。4月30日に発生したストーカー殺人事件への対策が後手に回る中、神奈川県のウェブサイトから「監察窓口」という苦情受付ページが消えたことが発覚した。これは、組織の批判を回避するための行動ではないかとの疑念を生んでいる。
SNS「X」で広がった投稿によると、県のウェブサイトで監察窓口が見当たらないことを指摘するユーザーが続出した。この情報は瞬く間に拡散し、実際に確認したユーザーたちからは「ページが本当に見つからない」との報告が寄せられた。これにより、神奈川県警の対応の遅さと、自己保身に走る姿勢が強く批判されている。
ストーカー事件への対応が遅れたことが問題視される一方で、自らの都合のためには素早く行動する神奈川県警の姿勢に対し、「人命よりも組織の保身が優先されているのではないか」といった厳しい声が多く上がっている。ネット上では「苦情を減らしたいなら、まずまともな対応をしろ」といった意見が飛び交い、県民からの信頼が揺らいでいる状況だ。
今回の行動は、内部からの苦情や提案を受け付けるべき監察窓口を意図的に閉鎖することで、組織の透明性を損なうものと受け取られている。これに対し、神奈川県民からは「もう何も期待できない」との失望の声が上がり、自衛の必要性を感じる人々も少なくない。
神奈川県警は現在、ウェブサイトの監察窓口削除に関する公式なコメントを発表していないが、今回の事態は警察組織全体への不信感をさらに深める要因となると考えられる。信頼回復に向けた対応が求められる中、組織としての姿勢を見直す必要があるだろう。