女優の広末涼子さんが2025年4月7日、静岡県内の高速道路で追突事故を起こし、さらに病院で看護師に暴行を働いたとして逮捕されました。この事件はネットやテレビのワイドショーで連日報じられ、大きな波紋を呼んでいます。広末さんの奇妙な行動や、ガサ入れで押収された「みかん箱」と呼ばれるプラスチックケースの中身が何であるかに対する関心が高まっています。
事故は午後6時50分頃、広末さんが運転していた乗用車が大型トレーラーに追突する形で発生しました。助手席に乗っていた男性が重傷を負い、広末さんは搬送先の病院でパニック状態に陥り、看護師に対して暴力を振るったとされています。逮捕されたのは、4月8日午前0時20分頃のことでした。初めは飲酒運転が疑われましたが、アルコール検査は陰性であったと報じられています。
警察は危険運転致傷の疑いも視野に入れ、捜査を継続中です。もしこの容疑が適用されれば、最高で懲役12年の重い罰則が科される可能性があります。特に注目されているのは、事故の直前に浜松サービスエリアで広末さんが見せていた不審な行動です。目撃者の証言によれば、見知らぬ人に声をかけ、自らの名前を名乗ったり、周囲を落ち着きなくうろうろしていたということです。
また、事故前に彼女が運転を交代していたという証言もあり、運転していたのは広末さんだったのか、マネージャーだったのかという点で情報が錯綜しています。捜査は進展を見せ、4月10日には広末さんの自宅や関連先が捜索されました。この際、「みかん箱」と呼ばれるプラスチックケースが押収され、その中に大量の処方薬が含まれていた可能性があると報じられています。
広末さんは以前から体調不良を訴え、複数の薬を服用していると発信していましたが、現在のところ違法薬物は検出されていないとのことです。しかし、処方薬の副作用が運転に影響を与えていた場合、危険運転致傷に該当する可能性もあります。広末さんの異常行動については、精神的なストレスや過剰な薬の服用が影響しているのではないかとの推測もあります。
広末さんは現在、2025年4月19日までの拘留が認められており、その後の検察の判断で起訴されるかどうかが決まります。もし危険運転致傷で起訴されれば、最大12年の懲役が科されることになるため、今後の展開が注目されています。
広末さんはかつてのトップアイドルであり、多くのファンに支持されてきましたが、今回の逮捕は地元高知県の人々にも衝撃を与えています。家族もこの事態に驚きを隠せない様子で、父親は報道陣の取材に対して沈黙を守っています。広末さんの精神状態は依然として不安定であり、今後の捜査がどのように進展するかは不透明です。
今回の一連の騒動は、彼女の芸能活動に大きな影響を及ぼすことが予想されます。かつての輝かしいキャリアを持つ女優が、今や懲役12年の可能性を抱える状況にあることは、多くの人々にとって衝撃的な展開と言えるでしょう。