フジテレビの入社式が想像以上に注目を集めている。2023年4月1日、東京大場の本社で行われたこの入社式には、アナウンサー4人を含む計35人が新たに入社したが、一連のトラブルに影響された報道があったため、入社辞退者はいなかったという。
特に注目を浴びているのは、中居正広さんと藤本女子アナウンサーとのトラブルについて、第三者委員会による調査報告が最近発表されたことだ。この報告を受けて、フジテレビは組織の改善策を打ち出し、社内の信頼回復に努めている。
新社長の清水氏は、入社式の挨拶で「仕事を覚え、疑問を持たなくなるのは危険」と警鐘を鳴らし、時代の変化に応じた仕事の進め方の重要性を強調した。また、強い組織は誤りを修正する力を持ち、そのプロセスが次の成長につながると語った。
今年の入社式は、従来の形式とは異なり、保護者はオンラインでの視聴という形になった。例年、アーティストや俳優が参加して華やかさを添えることが恒例であったが、今年はそのような参加もなく、先輩社員から新入社員に向けて桜の木に見立てたサプライズメッセージが寄せられたのみだった。
フジテレビは、厳しい状況を乗り越え、新たなスタートを切る新入社員たちに期待を寄せている。入社式を通じて、会社の未来を担う若い力がしっかりと育っていくことが望まれる。