タレントの上沼恵美子(69)が、フジテレビの調査報告書で不適切な行為が認定された中居正広(52)に対して激しい怒りを表明しました。これは、10月31日に公表された第3者委員会の調査結果に基づくもので、上沼は自身がMCを務めるテレビ番組「上沼高田の釘付け」でその不満を訴えました。
報告書には、元富士テレビの女性に対する中居の行為が詳述されており、上沼はその内容に驚愕した様子を見せました。特に、メールのやり取りや生々しい状況が再現されており、上沼は「女性を物扱いにしている」と非難しました。「こんなことが許されるのか」と呆れた彼女は、中居の行動が初めてではないことを指摘し、「彼は調子に乗っている」と厳しく批判しました。
上沼は、中居が芸能界での成功により傲慢になっていると感じているようで、彼の行動が他の女性に対しても影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らしました。「女性の人生をむちゃくちゃにした」と怒りをあらわにし、彼女自身の発言がネット上で批判を受けることを覚悟しながらも、感情が抑えられないと訴えました。
さらに、上沼は中居が元女性に対して行った不適切な行為が計画的であったことにも言及し、「断れなかったのは彼女の責任ではない」と擁護しました。彼女は「性暴力が許される環境があってはならない」と強調し、芸能界の状況に対しても不満を述べました。
この発言に対して、視聴者やネット上からは賛否が分かれる反応が寄せられていますが、上沼のように公然と声を上げることができる人が少ない現状に対して、彼女の勇気を称賛する意見も多く見受けられます。上沼は「私はお芝居も好きだった」と語りつつ、今回の件が彼女にとってどれほど衝撃的であったかを示しました。
この騒動は、今後の芸能界における性に関する問題への意識を高めるきっかけとなるかもしれません。上沼の発言が引き起こす波紋は、まだまだ続くことでしょう。