元フジテレビアナウンサーで顧問弁護士を務めていた菊間千乃氏が、テレビ朝日の「モーニングショー」を欠席し、逃亡との疑惑が浮上しています。この事態は、フジテレビの性暴力問題に関する第3者委員会の調査報告書が提出された翌日に発生しました。番組の冒頭で、MCの新一氏が「今週はお休みです」と報告するのみで、欠席理由についての説明はありませんでした。このことから、視聴者の間で疑問の声が広がっています。
菊間氏は、これまでもフジテレビの問題が取り上げられる際に番組を欠席しており、特に1月28日の放送でも同様の行動が見られました。彼女は、フジテレビの顧問弁護士であることを公言していましたが、問題が発覚して以降、コメントを避ける姿勢を続けています。
さらに、驚くべき事実が明らかになりました。フジテレビの社員Bと中島プロデューサーが、菊間氏と中居正広氏、松本人志氏とのショートメール325件を削除し、証拠隠滅を図っていたことが発覚しました。この行為は、フジテレビの性暴力問題が報じられる中で行われたものであり、明らかな証拠隠滅の疑いがあります。
調査報告書によると、中居正広氏は、フジテレビの女性アナウンサーに対する性暴力問題に関与しており、具体的な事例も記載されています。特に、2023年6月2日には、渡辺アナウンサーが中居氏に食事に誘われた経緯が詳細に記されています。この件に関して、渡辺アナウンサーはPTSDと診断され、深刻な状態に陥っています。
報告書では、菊間氏がフジテレビの顧問弁護士でありながら、中居氏の代理人にも就任していたことが指摘されており、この二重の立場が問題視されています。菊間氏は、渡辺アナウンサーの太陽窓口となっていた上司の佐々木アナウンサーに対して、「私と守るべきものが違う」と発言したことが記されています。
今回の問題を受けて、フジテレビは組織体制の見直しを迫られており、中居氏や中島プロデューサー、そして菊間弁護士の責任問題も今後の焦点となるでしょう。菊間氏は、モーニングショーの欠席が相次いでいる中、「都合の悪い時に逃げる」との批判がSNS上で広がっています。今後の動向に注目が集まります。