フジテレビの港一社長が1月17日に行った記者会見に関する一連の騒動が再び注目を集めている。中居正弘さんと芸能関係者Xコ子さんとの間で発生した女性トラブルを巡る問題が、第三者委員会による調査の結果、業務の延長線上にあると認定されたことが明らかになった。
この記者会見は、参加が限られた報道関係者のみで行われ、一般の新聞やネットメディア、フリーランスの記者は入場を許可されなかった。この形式に対しては多くの批判が集まり、記者会見のやり直しを求める声も上がった。フジテレビの広報部は、会見を非公開にした理由について「プライバシー保護を最優先に考えた」と説明しているが、社内の幹部は別の見解を示している。
一連のトラブルに関して、週刊文春は詳細な報道を行い、特に中居さんの女性問題が社内においても大きな波紋を呼んでいることを伝えている。1月22日には、同誌が中居さんとXコさんのトラブルに関する特集記事を掲載し、両者の関係が悪化した経緯を詳述した。
中居さんは当初、今後の芸能活動に支障はないと前向きなコメントをしていたが、そのわずか2週間後に突如、引退を発表することとなった。トラブルの発生時には、Xコさんが中居さんに意に染まない行為を受けたとされ、これが深刻な問題に発展している。
フジテレビの港社長は、会見の中で社員の関与を否定しつつ、当事者以外の者が関与した事実を調査委員会に委ねる意向を示した。このような中、社内では冷え田市が長年にわたり権力を持つ存在として、その責任を問う声が高まっている。
また、1月27日にはフジテレビが改めて会見を開き、10時間半にわたってメディア関係者からの質問に対する説明を行った。会見後、Xコさんは自身のプライバシーが守られなかったことに対して強い不満を表明した。
今後、第三者委員会による調査結果が3月末に公表される予定であり、その内容が注目される。特に、Xコさんが被害を訴えたにもかかわらず中居さんを起用し続けた理由が焦点となっており、社内の権力構造やコンプライアンスの問題が浮き彫りになりつつある。フジテレビの対応が、今後の企業ガバナンスにどのような影響を与えるのか、引き続き注視が必要だ。