◆米大リーグ ドジャース―タイガース(27日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、米開幕戦となる本拠地・タイガース戦に「1番・DH」で先発出場。1点リードの3回2死の第2打席は今季“本土初安打”となる右前打を放った。2ボール2ストライクから91・9マイル(約147・9キロ)スライダーを捉えた。東京シリーズから3戦連続ヒットだ。
この日のタ軍先発は昨季サイ・ヤング賞左腕のT・スクバル投手(28)。大谷は昨年7月に対戦し、3打数無安打に終わるなど、この日まで通算6打数無安打1三振とまだヒットも打てていなかった。今季初対戦でも初回先頭の第1打席は初球を打って一ゴロに倒れたが、通算8打席目で快音を響かせた。今季から前年の両リーグMVP、サイ・ヤング賞、新人王の計6人が黄金ロゴをつけて戦うが、いきなり実現した“黄金対決”。チームとしても、胸の「Dodgers」ロゴなどが金色の“ゴールド・ユニホーム”を着用しており、現地も大注目の対戦となっている。
23年9月の右肘、昨年11月の左肩手術から投手としても復帰する今季。3月上旬からは東京シリーズに向けて投手のリハビリのペースを落とし、大谷は打者調整を優先させてきた。その成果もあってか、東京では開幕2戦目の19日に今季1号ソロ。自身2番目に速い球速99・1マイル(約159・5キロ)を本塁打にしたもので、3年連続MVPに向けてさらにすごみを増した印象だ。