◆オープン戦 エンゼルス―ドジャース(25日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、オープン(OP)戦の敵地・エンゼルス戦に「1番・DH」で先発出場し、2打数1安打で途中交代した。予定していた2打席を終え、6回先頭で代打・バーンズを送られた。
初回先頭の第1打席は先発右腕・コハノビツから左飛に倒れたが、3回1死の第2打席では右中間フェンス直撃の特大二塁打。フルカウントからの6球目、95・7マイル(約154キロ)シンカーを捉え、打球速度99・3マイル(約159・8キロ)、飛距離382フィート(約116・4メートル)。本塁打まであとわずかだった。日本から再渡米後3試合、6打席目で初安打となった。キャンプ中の試合と合わせ、OP戦は10試合で打率3割4厘、1本塁打、2打点だった。
前日24日(同25日)の同戦では2打席で2三振。カブスとの東京シリーズでは19日の第2戦で今季1号ソロを放ったが、再渡米後は本拠地で行われた23日(同24日)のエンゼルス戦も1打数無安打1四球。それでも、あとは時差ボケ解消など誤差の範囲だった。24日の試合後、ロバーツ監督は「今は彼を数打席に立たせて、その後は試合から降ろしたい。彼の判断に任せるが、(25日も)2打席で十分と思えばいいし、3打席に入りたいと言えばそうする」と話していた。米開幕戦は27日(同28日)のタイガース戦だが、3打席目には向かうことなく、準備を完了させたということだ。
この日は試合前に2日連続でキャッチボールを実施した。24日(同25日)の試合前には報道陣の前では日本時間19日、カブスとの東京シリーズ第2戦以来6日ぶりの同練習を行ったが、リカバリーも順調だったとみられる。その後、20歩距離を測り、捕手を立たせた状態、中腰の状態で12球を投じた。29日(同30日)には約1か月ぶりのブルペン入りも予定している。