昨季、ドジャースに所属したジャック・フラハティがMLBアナリストのベン・バーランダー氏のポッドキャスト番組に出演。間近で見た大谷翔平の「素顔」について語っている。 【動画】大谷が新加入のキム・ヘソンに優しく声がけしたシーン フラハティは昨季7月にタイガースから移籍。2球団で計28試合に登板し、13勝7敗、防御率3.17をマークした。ポストシーズンでも5試合に先発するなど、シーズン後半からポストシーズンにかけてチームの世界一に貢献。オフにFAとなり、再びタイガースに戻った。
『Flippin’ Bats with Ben Verlander』に出演した同投手は昨季は打者に専念し「50-50」を達成するなど、前人未踏の記録を残した大谷について、「彼は信じられないほど素晴らしい選手。出場するたびに彼が何かをするだろうと思っていたけど、ほとんど毎回、彼はやってのけたんだ」と熱の入った口ぶりで、ハイパフォーマンスを絶賛してみせた。 またほかの多くのナインも証言しているが、普段の大谷の様子に関しても「全然『ショウタイム』みたいな感じじゃなくて、ただの1人の選手という感じ。クラブハウス、バスの中でも普通に過ごしている」と証言。ひとたびバットを振れば、特大アーチをかけ、球場の雰囲気を支配するが、圧巻の存在感とはまったく異なるとした。
また注目したのは、ゲーム外の謙虚な姿勢にもあったという。 「誰にでもオープンですごくプロフェッショナルで礼儀正しい」とした。 チームを訪問するときはクラブハウスを通る必要があるとしながら、新しくチームに入った選手やクラブハウスを訪問した人々に対し「彼は、(わざわざ)椅子から立ち上がって握手してくれたり、挨拶してくれたりする」とした。 その上で「みんなそうするべきかもしれないけれど、それをしない選手もいる。ましてや(地位を確立した)彼にそれは期待していないのに」と今やMLBのアイコンともなった大谷が常に丁寧に人々と接している様子を伝えた。 さらに大谷自身のパフォーマンスについては「(野球選手としては)もう史上最高レベル」としながら、WSで肩を痛めてもなお出場を続けたことについて触れ「彼がそこにいること自体がチームにとって大きかったんだ」と最後までたたえていた。
大谷は今春のキャンプでも新加入となったキム・ヘソンに対し、韓国語で明るく声掛けするなど、チームの和を大事にする様子が伝わっていた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]