大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースは29日(日本時間30日)、内外野をこなすユーティリティのトミー・エドマン選手と5年7400万ドル(約112億5000万円)で合意したと発表した。6年目の30年は球団オプション。
身長178センチ、体重87キロと小柄なエドマンは名門スタンフォード大を卒業後、16年ドラフト6巡目でカージナルスに入団し、19年にメジャーデビュー。巧打堅守のスイッチヒッターとして21年からメジャーに定着し、6年目の今季は7月末にトレードでカージナルスからドジャースへ移籍した。 新天地では故障や不調の野手の穴を埋め、主に中堅と遊撃で37試合に出場し、打率・237、6本塁打、20打点、6盗塁をマーク。プレーオフではメッツとのリーグ優勝決定シリーズで6試合、打率・407、1本塁打、11打点、OPS1・022の活躍でシリーズMVPに選出された。ヤンキースとのワールドシリーズでも打率・294、OPS・988と好調を維持し、4年ぶりのワールドチャンピオンに大きく貢献した。
メジャー6年の通算成績は633試合、打率・263、59本塁打、242打点、112盗塁。韓国人の母親を持ち、昨年3月のWBCでは韓国代表で出場した。 ドジャースは先発陣強化のため、ジャイアンツからFAになった18、23年サイ・ヤング賞左腕、ブレーク・スネル投手と5年1億8200万ドル(約273億円)で合意しているとも報じられており、連覇に向けて着々と補強を進めている。