大谷翔平、5か月ぶり本拠地で大歓声も第1打席は四球 今季初戦のドジャースタジアムは音声トラブルも

◆オープン戦 ドジャース―エンゼルス(23日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、オープン(OP)戦の本拠地・エンゼルス戦に「1番・DH」で先発出場。大歓声で迎えられた初回先頭の第1打席は四球だった。 エ軍先発は昨季6勝の右腕・ソリアーノ。大谷はレギュラーシーズンでの対戦経験がない26歳を相手にフルカウントからの6球目、97・4マイル(約156・8キロ)シンカーが低めに外れるのを冷静に見極めた。試合前にはトラウトら古巣の元同僚とハグする場面も見られた。 東京Dでカブスと対戦した18日の開幕戦では5打数2安打、19日の第2戦では5回に今季1号ソロをマークするなど3打数1安打1打点でチームの開幕2連勝に貢献した大谷。「2連勝していいスタートが切れたので、今年もまた優勝を目指して頑張りたい」と話していたが、この日から27日の米開幕戦に向けて再始動となる。 ドジャースタジアムでは今季初戦。昨季54発のうち28本を量産した得意の本拠地は改修工事を終え、新しくなった。同球場で試合が行われるのは昨年10月26日(同27日)、ヤンキースと対戦したワールドシリーズ第2戦以来、約5か月ぶりだ。グラウンド上の変化はベンチの出入り口が2か所から3か所に増加したぐらいだが、クラブハウスは昨季から約1・5倍に拡大。ロッカーのネームプレートが液晶画面となり、1人1台ダブレット端末が付属するなど、より快適な雰囲気に進化した。大谷も練習前はリラックスした様子を見せていた。だが、球場では試合前から音声が流れないなど初戦らしいトラブルもあった。

ドジャース・大谷翔平、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督との2ショットを公開

ドジャース・大谷翔平投手が、豪華な2ショットを公開した。 大谷は15日にインスタグラムを更新。この日、東京ドームで行われたドジャースと巨人のプレシーズンゲームに訪れた、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督と並んだ姿をアップした。 長嶋終身名誉監督はドジャースの試合前練習中に、球団スタッフが押す車いすに座りながら三塁側通路から東京ドームに来場。球団関係者らのあいさつに手を挙げて応えていた。

大谷翔平、OP戦ラストは2打数1安打で準備完了 体調不良のベッツ復帰 “完全体”でドジャース米開幕へ

◆オープン戦 エンゼルス1―4ドジャース(25日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、オープン(OP)戦の敵地・エンゼルス戦に「1番・DH」で先発出場し、2打数1安打で途中交代した。予定していた2打席を終え、6回に代打を送られた。チームは9回に2点を追加し、4―1で接戦を制した。 大谷は初回先頭の第1打席は先発右腕・コハノビツから左飛に倒れたが、3回1死の第2打席では右中間フェンス直撃の特大二塁打。フルカウントからの6球目、95・7マイル(約154キロ)シンカーを捉え、打球速度99・3マイル(約159・8キロ)、飛距離382フィート(約116・4メートル)。本塁打まであとわずかだった。日本から再渡米後3試合、6打席目で初安打となった。キャンプ中の試合と合わせ、OP戦は10試合で打率3割4厘、1本塁打、2打点だった。 前日24日(同25日)の同戦では2打席で2三振。カブスとの東京シリーズでは19日の第2戦で今季1号ソロを放ったが、再渡米後は本拠地で行われた23日(同24日)のエンゼルス戦も1打数無安打1四球だった。24日の試合後、ロバーツ監督は「今は彼を数打席に立たせて、その後は試合から降ろしたい。彼の判断に任せるが、(25日も)2打席で十分と思えばいいし、3打席に入りたいと言えばそうする」と話していた。米開幕は27日(同28日)のタイガース戦だが、3打席目に向かうことなく、準備を完了させたということだ。 ド軍ではこの日から体調不良で体重が11キロも激減したベッツが復帰。3打数無安打だったが、遊撃守備もこなし、左脇腹痛で日本での試合を欠場したフリーマンと大谷を含む「MVPトリオ」が勢ぞろいした。試合のない26日(同27日)を挟み、米開幕戦も3人がそろう可能性が高い。東京でカブスに2連勝したドジャースが2年連続世界一へ再び歩み出す。