【こういう事でした】60万円と共に山で発見された記憶喪失のモヒカン男の正体が…

【こういう事でした】60万円と共に山で発見された記憶喪失のモヒカン男さんの正体が…

島根県の山中で、記憶を失った状態で発見された男性の正体が、依然として不明のままである。男性は、60万円を持ち、特徴的なモヒカンヘアスタイルで目覚めたが、約2ヶ月経った今もその身元は確認されていない。この男性は、仮名として「田中」と名乗っている。

彼が目覚めたのは7月10日頃で、意識を取り戻した場所は、国道沿いの植え込みの中だった。目覚めた際には激しい頭痛を訴え、周囲にはイタリア製のブランドバッグが落ちていた。バッグの中には、空の財布と共に約60万円が入ったポ袋が見つかり、彼自身はこのバッグが自分のものであると直感的に感じたという。

田中さんは、記憶が全くない状態であり、最も古い記憶として「車が通り過ぎるのを見た」と語っている。彼は、記憶喪失の原因として頭部への強い衝撃を挙げているが、具体的な状況は不明である。警察による調査では、彼の身元確認は進まず、指紋の照合でも過去の犯罪歴は見つからなかった。

田中さんは、記憶を取り戻すことを期待しながら、山中でキャンプ生活を送り、様々な人々に助けられながら日常生活を続けていた。彼は、記憶喪失の状態でありながらも、買い物や会話などの基本的な行動はできていた。これは、記憶にはエピソード記憶と手続き記憶があり、日常行動を支える手続き記憶が残っている可能性があるためだ。

最近、田中さんは記憶の断片を思い出し、富士山や大阪のグリコの看板を認識した。しかし、彼は大阪に行くも記憶を取り戻すことはできず、逆に身元不明として通報され、警察に保護された。警察は、彼の持ち物の中にナイフが含まれていたため、重刀法違反の疑いで一時的に逮捕されたが、取り調べの際に記憶喪失であることを説明した。

現在、田中さんは大阪で飲食店のアルバイトをしながら、SNSなどの連絡手段がないため、メディアに出演して自らの情報提供を呼びかけている。彼の状況については、様々な憶測が飛び交っており、闇バイトに関与していたのではないか、あるいは過去を隠すために記憶喪失を装っているのではないかといった意見もある。

特に、田中さんに似た人物が過去のブログに登場していることから、その正体に関する新たな情報が期待されている。彼の記憶喪失の原因や背景については、今後の調査結果に注目が集まっている。もし視聴者の中に田中さんの情報を知っている人がいれば、NPO法人ピアライフに連絡するよう呼びかけている。