タレントのヒロミが広告を務める水道業者「アーズホーム」が、消費者からの名指しで注意を受けるという衝撃的な事態が発生しました。この会社は、神戸市兵庫区に拠点を置き、関東と近畿地方で水道工事を行っているとされていますが、実態は広告とは大きく異なります。
消費者庁の発表によると、アーズホームはウェブサイト上で水道工事を最大35,000円で行うと謳っていましたが、実際には追加作業を理由に10万円以上の請求が相次いでいます。わずか5ヶ月間で全国の消費生活センターには135件もの相談が寄せられ、実際に支払いを行った人は84人に上り、平均支払い額は約18万円に達しています。
このような不当な広告表示は「古代広告」として問題視され、消費者安全法に基づき、事業者名と代表者名が公表される事態となりました。しかし、アーズホーム側は一切のコメントを拒否しています。水回りのトラブルという緊急性の高い状況を利用した巧妙な手口で、多くの消費者が不利益を被っています。
有名タレントを広告に起用することで、消費者に安心感を与えようとする狙いがあったのかもしれませんが、最終的には私たち消費者が賢く行動するしかありません。特に緊急時の業者選びにおいては、慎重さが求められます。こうした事例を通じて、広告のイメージだけで安易に信用する危険性を再認識させられます。皆さんは、こうした有名人を起用した広告をどこまで信じますか?