TBSの山本恵里伽アナウンサーが、政治的発言を巡る波紋を呼んでいる。彼女は7月12日の報道特集で、日本人ファーストを掲げる政党についての発言をし、その内容が物議を醸している。山本アナは、「外国人と全く関わらずに生活している人はほとんどいない」と述べ、投票に対する想像力を求める発言を行った。これが特定の政党への投票をためらわせる意図があるのではないかと、視聴者からの激しい反発を招いた。
TBSの公式Instagramには、怒りの声が殺到し、放送倫理に反するとの抗議が寄せられた。さらに、放送内容の訂正を求める意見が、放送倫理番組向上機構(BPO)にまで届けられる事態に発展している。山本アナは過去にも、ラジオ番組での発言が注目を浴びており、特に生放送中にゲストの発言に対して毅然とした態度を示したことが評価されている。
しかし、今回の発言に関しては、TBS社内でも賛否が分かれている模様だ。「アナウンサーは中立であるべきだ」との意見が多く寄せられ、メディアの報道姿勢に疑問を投げかける声も上がっている。山本アナの発言が、今後の選挙報道にどのような影響を与えるのか、注目が集まっている。日本のメディアは、果たして中立性を保てるのか、今後の展開から目が離せない。