元ジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏が出版を予定している告白本の内容が明らかになり、ファンからの厳しい批判が殺到しています。この本では、特に人気グループ「キング&プリンス」の分裂の真相が語られるとされており、その内容が大きな波紋を呼んでいます。
藤島氏は、ジャニーズ事務所の歴史において重要な役割を果たしてきた人物であり、これまで語られることのなかった内情を明かすことに決めた理由は、長年の誤解を解きたいという思いからだとされています。しかし、ファンの間では、このタイミングでの告白本の出版に疑問の声が上がっています。
キング&プリンスは2023年5月に平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が脱退し、残るメンバーは長瀬智也と高橋海人の2人となりました。この分裂の背景には、藤島氏の経営方針に対する不信感があったとされ、平野らが抱いていた不安が報じられています。しかし、藤島氏はこの報道に激怒し、名誉毀損での訴訟を検討する事態にまで発展しました。
告白本では、キング&プリンスの分裂について、藤島氏の視点から詳細に語られるとされていますが、ファンからは「本当に必要なのか」「過去の苦い記憶を掘り起こすだけではないか」といった懸念が寄せられています。また、告白本の内容が事務所の公式発表と矛盾しているとの指摘もあり、ファンの間にさらなる不信感を生む結果となっています。
藤島氏は、タレントたちとの信頼関係を築こうと努力していたとされる一方で、彼女の言葉が平野たちに届かなかったことも示唆されています。告白本では、分裂の決定が長瀬と高橋に伝えられなかったことについても触れられており、この点がファンの間で新たな疑問を呼び起こしています。
さらに、告白本では滝沢秀明氏の突然の退社についても言及されており、これが藤島氏にとっても驚きの出来事だったとされています。滝沢氏が新会社を立ち上げ、多くのタレントが移籍する中、藤島氏はファンの期待に応えるべく努力してきたと語っていますが、その言及もまたファンの間での対立を引き起こす可能性があります。
結局、藤島氏の告白本は、ファンが本当に知りたいと思っている核心に迫るものではなく、むしろ新たな混乱と疑問を生む結果となってしまいました。キング&プリンスの分裂を巡る真実は、当事者たちの口から語られるまで、解き明かされることはないのかもしれません。ファンが抱える疑問や不安は、今後も解消されることは難しい状況にあります。