中居正広が元フジテレビ社員とのトラブル後に送信したメールが再び世間の注目を集めている。2025年6月27日、ニュースポスト7が報じた内容によると、問題のメールには「普通のやつね」という一文が含まれており、この言葉が引き起こした波紋は計り知れない。中居は、トラブルが発生した後もA子さんに対して連絡を取り続け、次回の約束を取り付けようとしたことが明らかになっている。
この問題の発端は、2025年3月末にフジテレビが設置した第三者委員会の調査報告書で、中居の行為が性暴力に該当すると認定されたことに遡る。トラブルが発生したのは2023年6月2日で、中居が当時26歳のA子さんを自宅に誘ったことがきっかけとされている。中居は50歳であり、二人の立場の違いが問題の深刻さを際立たせている。
報道によれば、トラブル後のメールには「楽しかったです」「早いうちに普通のやつね」といった無邪気な言葉が並んでおり、A子さんの精神的苦痛を無視した内容となっていた。A子さんはトラブルからわずか4日後に精神的な不調を訴え、医療機関で診断を受けていたことも報告されている。中居のメールは、A子さんの拒絶のサインに全く気づいていないかのように見え、強引な姿勢が際立っている。
「普通のやつね」というフレーズは、SNSを中心に多くの批判を呼び起こしており、世間の反応は厳しい。多くの人々がこの言葉を通じて、中居自身がトラブルの異常性を認めていると解釈している。特に、トラブル当日に「普通ではなかった」と示唆する内容が含まれていることが問題視されている。
さらに、中居側の代理人弁護士は、第三者委員会の性暴力認定に異議を唱え、両者の関係が親密であったかのように主張していた。しかし、今回のメール内容はその主張を覆すものであり、A子さんの心情を無視した一方的な連絡が、真の関係性を浮き彫りにしている。
この問題は、著名人による擁護発言を受けてさらに複雑化している。特に、社会学者の古市氏や元大阪府知事の橋本氏が中居を擁護する発言を行ったことが、逆に中居を追い込む結果となった。橋本氏がこの問題を恋愛事案と断じたことには多くの批判が寄せられ、現状を軽視する発言とされている。
中居正広の問題は、未だに解決の兆しを見せていない。今回の「普通のやつね」メールは、この事件の真相を解明する重要な鍵となる可能性がある。今後もこの問題の行方を注視し、詳細な情報を追い続ける必要がある。