元国民的アイドル、天地真理(てんち まり)が、かつての華やかな姿とはまったく異なる生活を送っていることが明らかになりました。彼女は現在、神奈川県川崎市の高齢者向け住宅に住んでおり、生活費はファンクラブからの支援によって賄われています。驚くべきことに、彼女の年収はわずか5万円であり、その全てを娘に渡して生活を支えてもらっているとのことです。
1970年代、天地真理は「水色の恋」などのヒット曲で一世を風靡し、国民的アイドルとしての地位を確立しました。しかし、彼女の人生は波乱に満ちており、1977年には甲状腺機能不調やうつ病に苦しみ、約2年半の活動休止を余儀なくされました。その後も、事務所の方針転換や誹謗中傷により、人気は低迷。さらにはアダルト路線への転身を余儀なくされるなど、順風満帆とは程遠い道を歩んできました。
最近のインタビューでは、天地は「浪費癖が治らなかった」と告白し、20代の頃の贅沢な生活が今の困窮につながっていると明かしました。彼女は「お金があれば使ってしまう」と語り、過去の栄光がどれほど儚いものであったかを示しています。
現在、彼女の生活はファンの支援に依存しており、家賃14万円と食費4万円はファンクラブからの寄付で賄われています。天地は「感謝の気持ちしかない」と語り、ファンへの思いを伝えています。彼女の波乱万丈な人生は、かつてのアイドル像とはかけ離れた現実を浮き彫りにしています。今後の彼女の動向に、引き続き注目が集まることでしょう。