最近の「パパ活」問題が再燃し、注目を集めている。特に、不動産投資会社「レサム」の元会長が違法薬物所持で逮捕された事件が、この現象の暗い側面を浮き彫りにしている。元会長は、工学歴の女性と「パパ活」を通じて知り合ったとされ、これがパパ活界隈における問題の一端を示している。
パパ活女子たちは、どのようにしてパパと出会っているのか。ある女性は、高級ラウンジで働きながら、休日にはギャラの身に参加していると語った。彼女によると、以前は交際クラブやパパ活アプリを利用することが多かったが、最近は専任のアテンダーが増え、彼女たちから案件をもらうことが多くなっているという。このようなアテンダーが存在することで、女子たちは数百人単位で加入する専用グループチャットを通じて情報を共有し、案件を探すことができるようになっている。
驚くべきことに、今回逮捕された元会長もアテンダーを通じて女性を集めていたとされる。周囲の女子たちも誘われた経験があるという。高額なギャラを提示しながら若く魅力的なアテンダーが声をかけていることが、パパ活界の新たなトレンドを生んでいる。
しかし、問題はそれだけにとどまらない。近年、薬物を使用するパパ活案件が増加していることが指摘されている。ある女性は、パパ活の募集に応募した際、アテンダーから「薬できますか」というメッセージを受け取り、驚いたと述べている。拒否すると案件が成り立たなくなるという状況が、現在のパパ活界の一部となっている。
このような状況は、特に新しい世代の若者たちに影響を与えている。最近では、遊びやファッションを通じて薬物に手を出す若い子たちが増えており、薬物へのハードルが低くなっているという。ある女性は、海外でのパパ活の実態についても語り、オーストラリアでの体験を通じて高額な報酬が得られる一方で、危険な状況にも直面したことを明らかにした。
パパ活がもたらすリスクは、しばしば見過ごされがちだが、最近の事件はその危険性を強調している。逮捕された元会長や、薬物を使用する案件の増加は、社会的な問題としてのパパ活の実態を浮き彫りにしている。今後、この問題がどのように展開していくのか、さらなる注視が求められる。