フジテレビの不祥事が新たな局面を迎え、元顧問弁護士の菊間千乃氏が「モーニングショー」から姿を消したことで波紋が広がっています。この不可避の炎上は、菊間氏がフジテレビの顧問弁護士でありながら、同時に加害者側の代理人として活動していたことが明らかになったことに起因しています。
第三者委員会の調査報告書によれば、フジテレビのプロデューサー中島正広氏の不適切な行為は、業務上の暴力に該当すると認定されました。この報告書には、彼と菊間氏、さらには松本人志氏との間でやり取りされた325件のショートメッセージが削除されていたことが記されています。その削除が行われたのは、報道が加熱し始めた今年1月9日から2月にかけてであり、明らかに意図的な証拠隠滅の可能性が浮上しています。
菊間氏は4月1日の「モーニングショー」にレギュラー出演しているにもかかわらず、スタジオには姿を見せず、視聴者に対して十分な説明もなく欠席を伝えられただけでした。この不可解な行動に対し、視聴者はSNS上で疑念を抱き、彼女が不都合な事実から逃げているのではないかとの声が上がっています。
菊間氏の責任が問われる中、彼女は過去にも未成年者に酒を勧めたとして謹慎処分を受けた経歴があります。このことも、彼女の現在の立場に疑問を投げかける要因となっています。さらに、メールの削除といった行為は、彼女の倫理的信頼性を大きく損なうものです。
この問題の中心には、フジテレビのアナウンサー渡辺氏への不適切な行為があり、彼女はPTSDを発症し、最終的には退職に追い込まれました。中島氏の行動は、被害者を精神的に追い詰めるものであり、企業内での安全配慮義務の完全な放棄を意味します。
現在、フジテレビはこの騒動の収束に向けた対応を迫られています。企業としての倫理観、ガバナンス、コンプライアンス体制が問われている中、菊間氏は公の場に出て、自身の責任を説明する必要があります。彼女が逃げ続ける限り、フジテレビに対する批判は止むことはないでしょう。
この問題の真相が明らかになるにつれ、フジテレビの信頼回復は一層困難になることが予想されます。菊間氏がこの状況にどう立ち向かうのか、今後の展開から目が離せません。