宮城県岩沼市で発見された女性保育士の遺体は、何者かと共に車で移動し、発見の前夜に殺害されたと見られています。事件は今月13日午前10時過ぎに発生し、遺体は下号の砂浜にある波消しブロック付近で見つかりました。亡くなったのは大白区に住む行事ゆ香さんで、現在、警察は事件の詳細を解明するための捜査を進めています。
行事さんは、保育園から帰宅後、夕方頃に職場に忘れ物を取りに行くと小学生の子供に伝え、その後自宅を出たとされています。自宅から遺体が発見された海岸まではおよそ14kmの距離があり、行事さんは何者かと共に車で移動した後、殺害されたと考えられています。警察は、行事さんが顔見知りからの連絡を受けて現場に向かった可能性があると見ており、今後の捜査に注力しています。
現在、遺体発見現場周辺では刃物やスマートフォンなどの証拠は見つかっておらず、警察は捜索範囲を広げる方針です。昨日、捜査関係者は堤防付近を捜索し、約20m離れた位置から結婚指輪が見つかりました。この発見は、行事さんが海岸近くで殺害され、遺体が砂浜まで引きずられた可能性を示唆しています。
行事さんは、洗濯物を干したまま自宅を出たとのことで、何が彼女をこのような悲劇的な状況に導いたのか、周囲の人々は驚きと悲しみに包まれています。警察は引き続き、事件の真相解明に向けて全力で捜査を行っていく方針です。