アメリカのオレゴン州ポートランドで開催された女子高跳びの地区大会において、元男子選手が女子部門に出場し、優勝を果たしたことが大きな波紋を呼んでいる。この出来事は、トランス女性として競技に参加したザカリー・ローズ選手が、他の女子選手たちよりも約10センチ高い記録を叩き出し、優勝者として登録されたことで発覚した。問題の大会は、ポートランドインターコラスティックリーグの一環として行われたもので、ザカリー選手は女子選手たちとは異なる時間帯に競技を行い、その結果が合算される形で優勝が認められた。
この事件はSNS上での激しい議論を引き起こし、女子スポーツの公平性やその意義に対する疑問が噴出している。「女子スポーツの意味がない」「競技として成立すると思っているのか」といった厳しい声が寄せられ、過去のトランス選手による不正行為や女性競技への影響を懸念する意見が相次いでいる。特に、トランス男女が女子部門で競技を行うことに対する批判が強まり、女子スポーツが崩壊の危機に瀕しているとの指摘もなされている。
アメリカ国内では、女子スポーツの保護を目的とした法案がいくつか可決されているが、依然としてポリティカル・コレクトネスの圧力により議論が進みにくい状況が続いている。多様性の名の下に、女性であることの価値が薄れているとの見方も広がっており、トランスジェンダーの問題は社会全体に深刻な影響を及ぼしている。
この事件に対する反応は国を越えて広がり、日本からも「不正を働く者は追放されるべきだ」といった意見が寄せられている。さらに、競技団体や学校の方針に対する批判が強まり、「トランス選手が女子枠で記録を更新すること自体に疑問を呈する声」が多く上がっている。これに対して、男女の競技が混在することに対する疑問や不安が深刻化している。
ザカリー・ローズ選手の出場を許可した学校や競技団体に対しても、厳しい声が上がっており、「このままでは女子スポーツに残るのはトランス男性だけになる」との警鐘が鳴らされている。今後、女子スポーツの公平性をどう守るかが、大きな課題として浮上している。