万博さん、男女共用のオールジェンダートイレを爆誕させる
大阪で開催される関西万博が、開幕を13日に控え、注目を集めている。今回の万博会場内には、性別を問わず利用できるオールジェンダートイレが設置され、話題となっている。このトイレは、2年前に東京歌舞伎町の複合施設で導入されたが、女性や子供が安心して使えないとの批判を受け、廃止された経緯がある。
万博協会の公式サイトによると、会場内には46箇所のトイレが設置されており、そのうち18箇所にオールジェンダートイレが計112台設けられている。特に、会場の中心部に位置する千付けさの森近くのトイレは、大型の共用トイレとして設計されており、男女共用の個室トイレが両側に並び、中央には共用の洗面台と鏡が設置されている。
これにより、女性用トイレの混雑緩和を図る狙いがあるという。さらに、男性との共用を望まない女性のためには、従来の女性用トイレも用意されている。女性用の個室は3つあり、専用の洗面台も完備されているが、男性専用の個室は設置されていない。
ネット上では、オールジェンダートイレに対するさまざまな意見が寄せられている。「万博開催によって地方の中小企業の仕事が減るのでは」「男性しか使わないのではないか」などの懸念がある一方、「男女共用トイレがあることで、男女の利用が平等になるのでは」という意見も見受けられる。
また、調査によると、大阪府民の約35%が万博に対して否定的な見解を示しており、地域別では大阪府で39.6%、京阪神地域で32.5%、さらに首都圏で22.5%となっている。このような状況の中、オールジェンダートイレの導入が地域社会にどのような影響を与えるのか、今後の展開が注目される。
オールジェンダートイレの導入は、国際的な多様性への配慮を示すものであるが、利用者の安全性や快適さが確保されることが重要である。万博が成功を収めるためにも、これらの課題に対して真摯な取り組みが求められる。