元ジャニーズJr.の高橋優斗さんが横浜スタジアムで行う予定だったトークショーが、一部のファンの過激な行動により急遽中止となり、現場が混乱に陥りました。この騒動は、プロ野球ファンからの批判や、高橋さん自身に向けられる非難を引き起こし、球団からの出禁通告の可能性も囁かれています。
9日に行われた横浜DeNAベイスターズ対読売ジャイアンツの試合後、高橋さんによるトークショーが予定されていました。かつてジャニーズのユニット「ハイハイジェッツ」として活動し、現在は横浜バニラ株式会社の代表取締役社長を務める高橋さんは、野球ファンとアイドルファンの両方から注目を集めていました。しかし、トークショーが始まる直前に中止のアナウンスが流れ、会場内は驚きと混乱に包まれました。
トークショーを楽しみにしていたファンは多く、試合後に高橋さん目当てで残っていた観客も少なくありませんでしたが、突然の中止に戸惑いの声が上がりました。この混乱の原因は、観客の暴走や進行スタッフの対応不足にあり、公式Xでは「警察の指導により開催は危険」と説明されました。
SNS上では、トークショーの中止を残念がる声が広がる一方で、試合を楽しみにしていたファンからは「アイドルイベントは野球の試合を邪魔する」との批判も上がり、様々な意見が交錯しました。また、現場での混乱により、転倒者が出るなどの事態も発生し、さらなる批判を呼びました。
高橋さん自身も、事態を受けて自身のXで謝罪を行い、「想像を超える多くの方が足を運んでくださり感謝している」と述べながらも、安全面を考慮し中止の判断に至ったことを説明しました。しかし、この謝罪も一部のファンからは不満の声が上がり、「謝る相手を間違えている」との意見も寄せられました。
この一連の騒動は、プロ野球とアイドルのコラボ企画に対する批判を再燃させる結果となりました。観客に対する十分な説明や事前の告知がなければ、同様のトラブルが再発する可能性が高いと指摘されています。横浜DeNAベイスターズは、人気球団として集客に困ることはないため、今後はアイドルイベントを控える可能性もあると見られています。
この騒動を受けて、今後のスポーツイベントにおけるアイドルの起用についての議論が再燃することは避けられないでしょう。プロ野球ファンとアイドルファンの間の溝が深まる中、双方が楽しめるイベントの実現に向けて、運営側の努力が求められます。