13日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で右肩痛のため1球で緊急降板した巨人の近藤大亮投手(33)が24日、復帰への決意を語った。検査の結果、手術の必要はなく全治約2か月の見込みと判明。
「絶対早く治そうと思って、リハビリやっています」と現在は階段を使ったトレーニングや坂道ダッシュなど、できる範囲のメニューを前向きに取り組んでいる。 負傷したその日は7回に名前がコールされた。投球練習中に違和感を覚え、異変を察知した杉内投手チーフコーチがマウンドに来た。強く止められたが続投を志願。
「投げたかったので。何を言われても降りる気はなかったです。1人行かせてくださいって1球投げたのも自分。全部自分が決めたこと」。最初の打者・ダウンズへの初球136キロ直球が外角に外れてボールとなった。直後に阿部監督がマウンドに来て交代を告げられた。「チームに迷惑をかけて申し訳ない」と自責の念に駆られた。
20年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、22年に復帰した時には球速が上がっていた。もう一度その過去を再現する。「そのために走り込んでいるし、トレーニングもやっている。レベルアップしてチームに貢献できないと意味がない」。通算204登板のベテランは、何度でもはい上がる。