女子ゴルフ界に衝撃を与えたトリプルボギー不倫問題が再び注目を集めている。特に、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の理事である福本佳世氏が、被害者である女子プロゴルファーの淺井咲希選手に対して行った不適切な対応が明らかになり、多くの関係者が驚愕している。
この不倫騒動は、既婚男性キャディの久永氏と、若手女子プロゴルファーの安倍選手、小林選手、そして久永氏の妻である淺井選手の4人が関与している。報道によると、久永氏は2023年のシーズン中に複数の女子プロと不倫関係を持ち、その事実を周囲に自慢していたという。特に淺井選手が夫の不倫を知ったのは、彼女が出産後の復帰を目指している最中であり、この裏切りは彼女に深刻な精神的影響を及ぼした。
淺井選手は、JLPGAの理事である福本氏に相談し、選手同士の関係を円滑にするための助言を求めた。しかし、福本氏の反応は驚くべきもので、「男女のことってどっちも悪いんじゃないの」といった発言があった。この言葉は、被害者である淺井選手にさらなるショックを与え、彼女の心の傷を深めた。
福本氏はさらに、久永氏と不倫関係にあった女子プロたちが「初優勝する」といった発言をし、不倫がスポーツにおける一種のジンクスであるかのように語った。この発言は、淺井選手にとって耐え難いものであり、彼女は心の不調を抱えることとなった。彼女は診断書を提出し、協会に対応を求めたが、半年以上経った今も具体的な連絡はないという。
一方で、不倫相手である安倍選手や小林選手は次々と昇進を果たしており、淺井選手はその状況にさらなる苦痛を感じている。彼女は「夫の不倫相手が教会で徴用されているようにしか見えない」と語り、孤立感を深めている。
このトリプルボギー不倫問題は、単なるスキャンダルに留まらず、女子ゴルフ界全体の倫理感や組織体制を問う深刻な問題である。JLPGAは、女性プロスポーツを支える重要な役割を担っているが、今回の対応はその責任を果たしていないと批判されている。淺井選手の今後の活動に注目が集まる中、彼女がどのようにこの困難を乗り越えていくのか、そして協会がどのように問題に向き合うのか、引き続き注視する必要があるだろう。