UUUM株式会社において、社員の退職が相次ぎ、人気YouTuberのHIKAKINが公式に謝罪する事態が発生しています。この背景には、親会社であるフリークアウトホールディングスによるTOB(株式公開買い付け)と、UUUMの上場廃止が影響しています。UUUMは、HIKAKINやはじめしゃちょー、東海オンエアなど多くの有名YouTuberが所属する大手事務所ですが、昨今の業績不振と経営方針の変更により、厳しい状況に直面しています。
2024年12月26日をもって、フリークアウトがUUUMの株式を完全に買い取り、UUUMは完全子会社化される見通しです。これに伴い、2025年2月17日には上場が廃止されることが発表されました。株価は2017年の上場以来、最高値から大幅に下落しており、多くの投資家や株主に損失をもたらしています。
一方、人気YouTuberのなおが公開した動画では、UUUMの社員が次々と退職している様子が語られ、視聴者の間で驚きと不安が広がりました。なおによると、年末の忘年会であいさつを交わした社員が、新年を迎えると同時に退職していたとのことです。このような状況は、UUUMの業績低迷や組織再編に起因していると考えられます。
UUUMは、2024年5月期から2025年以降にかけて大規模なコストカットや構造改革を進める方針を打ち出しており、全社員の15%から20%を削減する計画も報じられています。これにより、クリエイターへのサポート体制が弱体化し、所属YouTuberの活動にも影響を及ぼす可能性があります。
HIKAKINは、上場以来株を手放さない姿勢を貫いており、今回の状況についても「株主の皆さんには申し訳ない」とコメントしています。彼の姿勢は、多くのファンから支持を受けており、今後のUUUMの行方が注目されています。
UUUMの今後がどのように展開するか、業界全体の変化にも注目が集まります。ファンとしては、引き続きお気に入りのYouTuberを応援し、彼らの活動を楽しむことが重要です。