渡邊渚が初のフォトエッセイ『透明を満たす』の発売を記念したイベントを開催し、感慨深い思いを語った。彼女は白のワンピースを身にまとい、会場に登場。出版の実感がまだ湧いていないとしながらも、約23ヶ月にわたる執筆の過程を振り返り、「よくここまで頑張った」と心境を明かした。
フォトエッセイでは、写真とエッセイが融合する形で、彼女自身の素直な感情や経験が表現されている。渡邊は、「透明感のある写真に仕上がっている」と自信を見せ、読者には「笑顔になれる」というメッセージを届けたいと語った。彼女の言葉には、過去の苦しみを乗り越えたからこその力強さが感じられた。
また、作品を通じて多くの読者が涙を流したことにも触れ、「自分の体験が皆さんに受け止められたことで、私は救われた」と感謝の意を示した。彼女は、病気や逆境に苦しむ人々にとって、希望の光となることを願っている。
家族とのエピソードも印象的だった。完成した作品を家族に手渡した際、普段は涙を見せない父親が感動のあまり涙を流したことを母親から聞き、渡邊は感慨深かったと語る。妹からも感想が寄せられ、「この本は病気の方や支える人々に役立つのではないか」との言葉に喜びを感じたという。
社会復帰からまだ数ヶ月の渡邊は、自身が何を成し遂げられるのか未知数であるとしつつ、「もっと楽しいことに挑戦しようと思っている」と意気込みを語った。彼女の言葉には、困難を乗り越えた者としての力強さと、未来への希望が込められていた。渡邊渚のフォトエッセイ『透明を満たす』は、彼女自身の成長の証であり、多くの人々に勇気を与える作品となることだろう。