脱臼した左肩の手術を受けた大谷翔平選手について大リーグ、ドジャースのゴームスゼネラルマネージャーが報道陣の取材に応じ「術後の経過は良好だ」と明かした一方で、ピッチャーとして来年3月のシーズン開幕に復帰できるかどうかは明言しませんでした。
ドジャースのゴームスゼネラルマネージャーは6日、GMミーティングが行われているテキサス州サンアントニオのホテルで報道陣の取材に応じました。この中で、脱臼した左肩の手術を受けた大谷選手について「術後の経過は良好で、これから時間をかけてリハビリをやり遂げていく。春のキャンプには間に合うと考えている」と話しました。関節のまわりの「関節唇」という軟骨が損傷していたことについて「けがの後に出場を続けたために起きたのか」と問われると、ゴームスゼネラルマネージャーは「けがをした時に起きたことの一部で、一般的に損傷は起きる。医師と相談する中で、これが最善の道だという結論に至った」と説明しました。そして「リハビリは1週間ずつ区切って行っていく。バッティングの練習もあるので1歩ずつ進んでいかなければならない。バッターとしては開幕戦に出場できると思うが、投げられるかはまだわからないし、推測はしたくない。ポストシーズンが行われる10月にベストの状態でいられるように長期的な視点で見ていく」と述べ、ピッチャーとして来年のシーズン開幕に復帰できるかどうかは明言しませんでした。ドジャースは来年3月18日と19日に東京ドームでカブスとの開幕シリーズが予定されています。一方、来シーズンのチーム編成についてゴームスゼネラルマネージャーは、外野手のベッツ選手を再び内野に配置転換することも検討していることや、ロバーツ監督との契約延長の交渉を進めていることなどを明らかにしました。